【商品開発担当者インタビュー・gp door編】
毎⽇に馴染みやすく、使いやすい。
オリジナリティ溢れるドアづくりを。
担当者に聞く、オリジナルドアのつくり方。
住宅に関わる様々な商品を扱うプレイリーホームズ。
国内外で見つけた選りすぐりの製品を見つけて輸入する……だけではなく、
「オリジナルドアの開発も行っていること」は、あまり知られていないかもしれません。
今回は、そんなドア開発の裏側にスポットを当てたコラム企画。人気ドアシリーズ「gp door(ジーピードア)」の新デザイン開発を担当したFさんをお招きして、開発者ならではの視点から、開発の背景や新商品の魅力を語っていただきました。
話してくれたひと

Fさん
プレイリーホームズ 住宅建材部 所属
室内・玄関ドアなど、木材を材料とした加工製品の輸入と開発を担当。ドアの仕入れだけではなく、製造工場を構える中国にも足を運び、より良い製品開発のために奮闘中。
もくじ
1.「ほしい」を叶える、
プレイリーホームズのドアシリーズ。

室内・⽞関ドアなどを扱う、プレイリーホームズ・住宅建材部。
なんといってもその魅⼒は、取り扱う製品の“種類の豊富さ”かと思います!
Fさん:全部で6つのドアシリーズがあるので、
初めて見た方にはやっぱりすごく驚かれますね。
シリーズそれぞれにいろんな種類や特徴があるんですよ。
これだけ種類があるとワクワクしますね。今回ご紹介いただく「gp door(ジーピードア)」は、一体どんなシリーズなのでしょうか?
Fさん:「gp door」の魅力は自分だけのドアがつくれることですね。
木の種類・ドアデザイン・カラー・取手の形を自由に選べるので、
世界に1つだけのドアをつくれる……とも言えますね。
実は1mm単位のサイズオーダーもできちゃうんですよ。

こうやってカタログを広げると、圧巻のデザイン数ですね。
「もう十分すぎるのでは?」とも感じたのですが、新デザインの開発(しかも3つも!)に踏み切った背景には、どんな想いがあったのでしょうか?
Fさん:今回加わったドアデザインは、個人的にも社内的にも「あったらいいなぁ」と思っていたものでした。「みんなが欲しかったドアができた」とも言えるかもしれません。
2.ありそうでなかった、
「馴染み深いドア」をつくりたい。

豊富なデザインの中に
「なかった」かつ「欲しかった」ドア。
それが新しいドアの魅⼒なんですね。
Fさん:そうですね。プレイリーホームズは元々、輸入商材をメインに取り扱っている会社でしたから、ドアのデザインも輸入元である国の雰囲気を持ったものが多くありました。どのデザインも素敵なのですが、商品を購入してくださるのは国内のお客さまですから。「日本に馴染み深いドアをつくりたい」という想いはずっと持っていたんです。
“馴染み深い”といっても、古典的なものではなく、トレンドを押さえながらもシンプルで、毎日の生活にフィットするドア。
新しく出た3つのドアには、そんな想いをうまく落とし込むことができたのではと感じています。
「gp door」に加わった、新しい3つのドア。
シンプルなデザインと飽きのこないサイズ感が魅力。使用する場所や好みに合わせて、木の種類・ドアデザイン・カラー・取手の形を自由に選ぶことができる。
1. 目を引く大きなガラス付きのデザイン。ガラスの種類はオプションで変更ができる。/FTVL#
2. ほのかな光を取り込める縦窓。中の様子を程よく隠せるので、リビングドアにも◎。/FTVN#
3. 立体感のあるスリット付きのドア。お部屋に佇むちょっとしたアイコン的存在に。/ FTVS

窓の大きさやデザインの違いもあって、選ぶ幅も広がりそうです。
シンプルなドアですが、プレイリーホームズならではの魅力があるのだとか。
Fさん:プレイリーホームズのドアを語る上で一番の魅力になるのは「ドアそのものの素材の良さ」だと思います。こういったシンプルなドアでよく見られるのは、ドア板に木目調のシートを貼ったもの。賃貸でよく見られるものですね。シートを貼るだけなのでデザインの幅は広がりますが、質感の物足りなさはどうしても拭いきれないんです。
その点、プレイリーホームズには「技術力の高い工場と開発当初から提携している」という強みがあります。本物の木の素材を使って、様々なデザインのドアを作ることができる。良い素材を使って実物サイズのドアが試作できるのも「プレイリーホームズだからできることだな」と感じるところですね。


「gp door」のオプションガラスの中には、どこか懐かしい雰囲気を持ったものも。
ドアの形は一緒でも、ガラスの形を変えればまた違った表情が楽しめる。
3.試作品は「現物サイズ」で。

Fさん:今回のドアはとてもシンプルなデザインなのですが、試作時には実物サイズのドアを作りました。そうすると紙や画面上では見えなかった部分がよく見えるようになるんです。
例えば安全面。今回3つのドアが製品化になりましたが、実はもう1つのデザインがあったんです。「縦型のガラスがドアの上下まで伸びている」という新しいデザイン。とてもいいデザインではあったのですが、ドアを試作したところ「ガラスの面にお子さまの足があたっちゃうな」とか「開け閉めした時の耐久性が危ないぞ」というのがわかって。

デザイン性はもちろん、
「安全面」も譲れない。
Fさん:「ドア」ってお部屋の中でもかなりの頻度で使用する部分だと思うんです。デザインの良さはもちろんですが「誰もが安心して使えるドアづくりをしたい」という想いは、やっぱり大切にしていますね。その上で、デザイン性の高さも楽しんでいただけたら。私としても、会社としても、とても嬉しいことだなと思います。
4. 「現場の声」×「トレンド」で
プレイリーらしい製品づくりを。

オリジナル製品を開発するにあたって、大切にしていることはありますか?
Fさん:以前は「新しいデザインを国内に持ってこよう!」という気持ちが強かったので、海外で見つけた既存の製品を国内に輸入する、ということが多くありました。ですが、最近では自社のオリジナル製品を開発することも増えてきていますから、SNSや国内外のトレンドも意識するようにしています。
例えば海外のデザイナーさんの投稿を見て、アイデアの引き出しを増やしてみたり。住宅も時代のトレンドとともに変化していくものですから、いろんな所にアンテナを張ることがとても大切だなと感じています。

Fさん:もう一つ意識しているのは「プレイリーらしい製品をつくること」ですね。工務店さんや施工会社さんとの距離もとても近いので 「今こんなデザインが流行っているなら、プレイリーさんの商品と組み合わせて何かできるんじゃない?」とか「塗装の色、こんなのを増やしてみたら?」という、現場ならではのアドバイスもいただけたりするんです。
お客さまの「リアルな声」を知っている方からのアドバイス。
かなりの説得力がありそうですね。
Fさん:そうですね。工務店さんや施工会社さんからみたプレイリーの強みと、世の中のトレンドを掛け合わせられたら。
本当にここにしかない、オリジナリティあふれる製品づくりができるのではと思っています。今回のドア開発に限らず、いろんな製品を皆さまにお届けできれば嬉しいです。

無垢フローリング・木製ドアなど、「木」を中心とした自然素材の建材メーカーです。良い素材を世界中からお届けしています。プレイリー”ホームズ”という会社名ですが、住宅会社ではありません…!!











