わが家の室内ドアを紹介
木製の温もりと10年後の今感じること
ライターのみすみです。住宅が好きで、木材や建材に関わる仕事に長く携わってきました。
今回は、2014年にマイホームを建てたときのドア選びについてご紹介します。
家づくりのときに意外と迷うのが、室内ドア。部屋の間取りや収納の配置を決めたあとに、さてどんなドアをつけようか、と悩む方も多いのではないでしょうか?
室内ドアが載っているカタログを開くと、シンプルなものからクラシックなデザインまで種類が豊富ですね。デザインや色はもちろん、素材によっても室内の空間の雰囲気が大きく変わってきます。毎日家の中で目にするものだから、見た目と使い勝手の両方を大切にしたいですね。
わが家では、無垢のフローリングと合うように、室内ドアも木製を選びました。今回は、実際に10年使ってみても愛着のあるドアたちの、選んだ理由とこだわったポイントについて紹介します。
無垢のフローリングに、木製のドアを合わせたい
わが家では、1F・2Fともに無垢のフローリングを採用しました。せっかく自然素材のフローリングを選んだので、ドアも同じ木の質感で揃えたいと考えました。
開き戸

2Fの洋室です。オークのフローリング、白地の壁、天井に合わせて、ナチュラルなインテリアになりました。色はすこしクリーム色っぽく見えるオパール色を選び、取手は四角いノブで程よく存在感のあるデザインにしました。
フローリングについてはこちらの記事で紹介しています。
>>>1Fとは違う選び方と、ナラの床と10年の暮らし”>家づくりで悩んだ床材<2F編>1Fとは違う選び方と、ナラの床と10年の暮らし

寝室だけは特別に、高級感のあるチークにしました。パインよりも少し濃い目の色合いで、木目も落ち着いた印象です。同じデザインでも、素材が違うと雰囲気も違ってくることがわかります。

※レザー色は販売終了です。取手は工務店さんの取り寄せです。

※取手は工務店さんの取り寄せです。
トイレのドアは思い切ってアクセントカラーの赤にしました。赤といっても、派手すぎず自然光が当たるとややオレンジがかった温かみのある色です。パインの木目がうっすらと見えるので自然な感じもあります。
この色に決めるには、少し勇気がいりました。私は全体的に落ち着いた色合いのほうが好きで、派手な色が得意ではありません。それでも使ってみたら、思ったよりも家の中に馴染み、いいアクセントになるなと思えるようになりました。
どこからでもトイレの場所が分かりやすく、来た人にも説明しやすいところも気に入っています。
引き戸

2Fの洗面所は、わが家で唯一の引き戸です。洗面所からの明かりも取り込みつつ程よく視線も遮ってくれるように、上だけガラス(リストラルMガラス)にしました。このリストラルMガラスは、選べるガラスデザインの中で私が一番好きなデザインです。
引き戸の取手だけ標準品のブラックマットを採用しました。他の片開きドアと比べても統一感があると思います。
収納扉


クローゼットドアと観音開き戸は、どちらもパインのオパール色で、長めの濃いブラウンの取手がアクセントになっています。ベージュの漆喰の壁ともなじみ、濃いめの色のフローリングとの相性もいいです。
縦に長めの取手なので、手を添えやすく開閉がとてもラクです。急いでシューズクローゼットを開けたい時でも、すぐに掴めるので助かっています。
フローリングについては ラスティックオークを選んだ理由と10年暮らした感想”>こちらの記事で紹介しています。
>>>ラスティックオークを選んだ理由と10年暮らした感想”>家づくりで悩んだ床材<1F編>ラスティックオークを選んだ理由と10年暮らした感想
わが家で採用した室内ドア
わが家の室内ドアは一か所を除き全て「パインのドア」にしました。家全体の雰囲気と合うかどうかを大切にして、じっくりと時間をかけて色を選びました。
パインのシリーズは色サンプルを実際に手にとって確認ができ、部屋に使ったときのイメージがしやすかったです。ただ、ナチュラルな空間の中にも、少し自分らしさを取り入れたいという気持ちがあり、取手のデザインを自分で選ぶというこだわりにつながっていきます。
選んだドアはこのようになります。

チークのドアを一つだけ採用して、残りはパインのシリーズで統一。色は厳選した2色のみにしました。
取手にもしっかりこだわりを
選んだドアには、私のこだわりを存分に取り入れてもらいました。
それは、「取手は標準品ではなく、自分で選んだものをつけてもらう」ということです。
標準仕様の取手はやや丸みのある形でしたが、私は少し無骨で角張った大きめのデザインが好みでした。せっかくなら、人とは違うデザインで、細かい部分まで自分の好みを反映させたいと、工務店さんに相談しました。
そんな私の希望を叶え、取り付け可能なアメリカ製の取手を工務店さんに取り寄せてもらいました。取手を選んでいる時は、どんな雰囲気になるのだろうとワクワクしてとても楽しかったです。カタログ掲載以外の取手を付けたい方は、事前に加工や取り寄せについて工務店さんに相談してみてください。

10年を経た感想
暮らし始めて10年を経た現在でも、扉は新築時と変わらず使い勝手は抜群です。パインのオパール色はほんのりと飴色になり、木の質感が味わい深くなりました。
シューズクローゼットは、頻繁に開け閉めする場所で、時々勢いよく扱ってしまうことがあります。そのせいで上の金具が外れてしまったことが何度かありましたが、自分でなんとかはめ直しています。
日常のお手入れは、扉の表面の枠部分のホコリを取ったり、時々雑巾で乾拭きする程度です。手間がかからなくて助かっています。
トイレの赤いドアの取手は、持ち手部分がレザーでしたが使っているうちに剥がれてしまいました。そのため、家にあったテープでDIYしました。即席の補修でしたが、意外とカッコよさがでて気に入っています。
終わりに
今ではプレイリーホームズのドアシリーズは、さらに種類が増えて素材とデザインのバリエーションがより豊富になりました。どのドアを選んでも木の温もりを感じられ、プレイリーホームズの魅力だと思います。
木製室内ドアの製品はコチラから
>>>スタイルに合わせて選ぶプレイリーホームズの室内ドア
もし今もう一度選ぶとしたら、どのドアを選ぼうかなぁ。

ライターみすみ。
住宅が大好きで、住宅について学び、木材や建材に関わる仕事に長く携わってきました。2014年には、念願のマイホームを建てています。











