家づくりで悩んだ床材<2F編>
1Fとは違う選び方と、ナラの床と10年の暮らし

ライターのみすみです。住宅が好きで、木材や建材に関わる仕事に長く携わってきました。
今回は、2014年にマイホームを建てたときのフローリング選びについてご紹介します。
2014年に完成したわが家には、プレイリーホームズで取り扱っている魅力ある建材と木材をあちらこちらに取り入れました。1Fのリビング・ダイニングのフローリングについては、こちらの記事で紹介しました。
家づくりで悩んだ床材 ラスティックオークを選んだ理由と10年暮らした感想 >>>
今回は2Fのフローリング編です。どうしてこのフローリングを選んだのか?当時を振り返りながら紹介します。

選んだフローリングとその理由
わが家の2Fは、洋室・寝室・洗面所・浴室・トイレがあり、家族だけが使うプライベートな空間です。
そのうち洋室・寝室と階段から上がった廊下のフローリングは、「エコプレーゼ ナラ キャラクターグレード リボスオイル塗装(カルデットウォルナット色)」です。

エコプレーゼ ナラ キャラクター リボスオイル塗装(カルデットウォルナット色) フローリング|PHFL0229
このフローリングは、オーク(ナラ)のキャラクターグレードで、小さな節と色の違いなどがあります。そこに、自然塗料であるリボスのカルデットウォルナット色で塗装されたものです。サイズは、厚み15mm・幅90mm・長さ1820mmのユニタイプで、フローリングとしては定番の寸法です。
このフローリングを選んだ主な理由は以下のとおりです。
- 1Fのフローリングの樹種がオークなので揃えたい
- 1Fのフローリングの塗装がオイル系なので揃えたい
- できるだけ予算を抑えたい
- ナチュラルなインテリアに合わせたい
プレイリーホームズのフローリングの中でも、ナラ(オーク)は200種類以上あります。その中から条件を絞ったのは、
- 樹種:ナラ(オーク)
- 無垢ユニタイプ
- オイル塗装

ここまで決めると製品がぐっと少なくなります。
さらにグレードを
- キャラクターグレード
- ラスティックグレード
から選ぶことにしました。節が入ったり色の差が目立つのですが、その分価格も抑えることができます。
1Fのフロアーが、節や色差に加え補修も多く入るラスティックグレードのため、節や色差には抵抗がありません。むしろ味があって、私の好みに近いものです。
最後に悩んだのは塗装の色。木そのままの色合いが楽しめるクリアー塗装にするか、着色のものか。着色の製品は リボスオイル塗装だけです。フローリングのサンプル眺めながら、「やっぱり、着色のものにする!」と決めました。

そうして「カルデットウォルナット色」を選択しました。カルデットウォルナット色は、当時新色で「ナラなのにウォルナット色!」と思いながら選んだことを覚えています。ウォルナット色は、高級木材であるブラックウォルナットの木目の色から名前がつけられているそうです。
1Fは「グランデ ラスティックオーク」の無塗装品を特注塗装するくらい手をかけましたが、2Fはカタログ掲載製品から選ぶことになりました。1Fでとことんこだわった分、2Fは、ちょっと燃え尽きてしまっていたのかもしれません。
施工中の様子


広葉樹のフローリングなので、スペーサーを入れて1枚ずつ丁寧に貼っていきます。施工中は頻繁に現場に足を運び、わが家が少しずつ形になっていくのをワクワクしながら眺めました。
フローリングは、内装工事の比較的早い段階で貼られることが多いです。その後は、傷がつかないように養生シート(段ボールなど)で覆われ、完成間近までフローリングを見ることができないのです。偶然、フローリングを貼っている場面も見ることができ、ラッキーでした。
完成した2Fのフローリング

2F階段を登った踊り場と洋室部分。

2F洋室。ナチュラルテイストのシンプルな落ち着いた部屋になりました。窓とベランダに続くテラスドアは、レノホンダ木製サッシです。
壁紙は、淡い赤・緑・黄色の細いストライプ模様で、シェードカーテンも同じような柄で揃えました。照明はオニオンペンダントという玉ねぎのような、丸みがかわいいワイヤー製のペンダントライトです。

廊下から洗面に続く部分の様子。洗面所の床タイルとフローリングの色合いが調和していて、自然なつながりになって見えます。
美しく保つためのお手入れ
2Fは寝室と洋室なので、飲み物をこぼしたり食べ物で汚れることはありません。その代わり、寝室は布団や衣類がある分ホコリが溜まりやすい場所です。そのため日常のお掃除は、掃除機をかけるか、フローリングワイパー(ドライタイプ)でホコリをとっています。
そして、美しさを長く保つために一年に一度くらい定期的に、推奨されているリボスの「クリーナー&ワックス グラノス」を使ってワックス掛けをしています。

ワックスとして使うときは、4倍に希釈して使います。雑巾がけのように木目に沿って、少しずつフローリングを拭いていきます。
汚れも取れてさっぱりとし、その後サラサラになり、ツヤも出て肌ざわりが良くなります。乾燥している時期にお手入れをすると、ワックスの浸透が早くてびっくりします。
寝室と洋室には、ベッドや机など大きくて重い家具があり、移動させるのにすこし手間がかかります。今回は寝室だけ、次は洋室と分けてワックス掛けをしています。
「ワックス&クリーナー グラノス」はこちらから購入できます。
→ PRAIRIE WEB SHOP(プレイリーウェブショップ)
→ 【公式】リボス自然健康塗料|リボス日本輸入総代理店の公式サイト
まとめ
今回は、わが家で使っている「エコプレーゼ」のフローリングについて紹介しました。住み始めて10年を経ても、キズや汚れはほとんどなくきれいな状態を保っています。フローリングの色もほとんど変化がないように感じます。1F 同様、2Fもこのフローリングを選んでよかったなと思います。
フローリング選びに迷ったら、こちらのフローリング製品案内のページで詳しく紹介していますのでご覧ください。
これから家を建てる方やフローリングのリフォームを検討されている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

ライターみすみ。
住宅が大好きで、住宅について学び、木材や建材に関わる仕事に長く携わってきました。2014年には、念願のマイホームを建てています。