あなたの常識が塗り替わるかも?
奥深い塗装の世界 〜塗装のキホン&日常のお手入れ編〜

2023-08-10 公開

一般的に“塗装”と聞くと、色をつけるためにするイメージかもしれませんが、無垢材のフローリングにおける塗装の役割はそれだけではありません。
肌触りや機能性、メンテナンスの方法にまで違いが出てきます。同じ樹種でも塗装が違えば、暮らしの中での床との付き合い方は大きく変わるので、ライフスタイルに合わせて塗装を選ぶのがおすすめです!

オイル・ウレタン・UVオイル、どう違う?

無垢フローリングの塗装というと、オイル塗装とウレタン塗装をよく聞きますが、プレイリーホームズにはUVオイル塗装もあるのがポイント!それぞれの特徴をご紹介。

肌触りの「オイル塗装」

木にオイルを浸透させることで木を保護する塗装。木の表面に塗膜をつくらないので、質感も木材本来の自然な肌触りが楽しめます。「木の家に住んでいるな」と実感しやすいタイプです。水が苦手なので、お手入れの方法に注意が必要。

お手入れカンタンの「ウレタン塗装」

ウレタン系の樹脂が主成分。木の表面に塗膜をつくり、木の保護をします。表面はツルっとした質感で水拭きOKなのでお手入れ楽チン。木目がキリっと綺麗に見えるため、チークやウォルナットなど高級な樹種ほどウレタン塗装が好まれる傾向があります。

いいとこ取りの「UVオイル塗装」

オイル塗装とウレタン塗装のいいとこどりタイプ。工場でUV照射機で乾燥させて仕上げます。ウレタン塗装より木の質感を楽しめます。比較的耐水性もあるため、かたく絞った布での多少の水拭きが可能です。

誤解してるかも?
ウレタン塗装って想像よりマットなんです!

ウレタン塗装で「表面がツルツル」と聞くと、反射するような輝きのフローリングを想像する方もいらっしゃいますが、近年の流行もあり、プレイリーホームズのウレタンはもっとマットな質感です。

ウレタンってこんなイメージ……?じゃないんです!

触ると塗膜の感触はありますが、⽇が差してもキラッと反射するというより、やわらかな印象です。従来のイメージよりも断然ナチュラルで無垢らしさを感じることができます。

バーチ TYPE-C ウレタン塗装(クリア)

3種類の塗装を⽐較すると⾒た⽬は下のように。質感の違いや⽊⽬の⾒え⽅は、ぜひショー ルームで実物をチェックしてみてくださいね。

オイル塗装
ウレタン塗装
UVオイル塗装

⽇頃のお⼿⼊れにも違いが!

オイル塗装は、⽔が御法度!

⽇常の掃除は基本から拭き。どうしても取れない汚れは、かたく絞った雑⼱で拭いて即から拭きを!または、推奨クリーナーを使うのもおすすめ。汚れた都度に使うのがベターです。
また、ちょっとした傷ならサンドペーパーでささっと削って補修できるのもオイルの強みです。

オスモウォッシュアンドケアー(オスモ&エーデル株式会社)

普段使いのお掃除⽤品としてクリーナーの常備がおすすめ。
オイルの種類に合わせた推奨クリーナーをご使⽤ください。

UVオイル塗装・ウレタン塗装は、ズボラさんの味⽅!

UV オイルとウレタンは⽔拭きOK なので、⼩さなお⼦様の⾷べこぼしやうっかりこぼしにも強い!⽔拭き後はすぐにから拭きを。ガンコな汚れは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で濡らしてかたく絞った雑⼱で拭くか、推奨クリーナーをお使いください。

塗装の⽐較早⾒表

⽊の質感を重視するか、お⼿⼊れのしやすさを重視するか、など塗装選びでは何を優先するかがポイント。また、⽔が跳ねやすいキッチンはウレタンに、ゆっくりくつろぐリビングは⽊のぬくもりを感じられるオイルに、など場所ごとに分ける⼿もあります。

プレイリーホームズの社員が⾃宅のフローリングの塗装について語っているこちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
コラム:プレイリーホームズ社員が自宅に採用した床材を語る――オーク座談会

オイル塗装のなかでもイチオシ!
エコプレーゼ

オイル塗装といっても、さまざまなメーカーのオイルがあります。その中でも注⽬の⾃然塗料「リボスオイル」を使ったのがエコプレーゼシリーズ。リボスオイルは、主成分が亜⿇仁油で、⾚ちゃんが舐めても⼤丈夫なほど安⼼な塗料です。
また、オイル塗装の中では優れた撥⽔性があるため、お⼿⼊れのしやすさも魅⼒。プレイリーホームズでは、国内⼯場でムラなく均⼀に仕上げることで、リボスオイルのメリットを存分に発揮できる⾼品質を保っています。

「エコプレーゼ」リボス自然オイル塗装フローリング

同じ樹種のフローリングでも塗装によって、肌触りやお⼿⼊れに⼤きな違いが出る奥深い塗装の世界。床との付き合いは⻑く続きます。暮らしのスタイルに合わせて検討してみてくださいね。


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